空間認識能力・空間把握力
知能検査などで耳にする言葉。
なんとなく日々の生活の中でも、「この能力があると絵が上手そう」
「建築とか製図とかやるためには必要そう」「球技が上達するためには必須」
などというイメージがあるのではないでしょうか。
また、知能検査で問われるだけでなく、数学の図形の問題などで問われる力でもあります。
たとえば、この力があれば立体的な絵や奥行きのある絵を描くことが上手なので、
図形問題も解きやすくなるでしょう。
立体図形だけでなく、平面図形を描く上でも役立つと思います。
この力を鍛える方法はハッキリとはしていないものの、個人的な経験則として、
・立体パズルや立体模型を組み立てる
・絵を描く
・奥行きのある図面や絵を見て意識する
といったことが役立つのではないかと思います。
余談ですが、私は子供の頃漫画家になりたくて、イラストやマンガをしょっちゅう描いていました。
その時、道具や背景の建物を描いたり、顔に影をつけたりする時に
陰影や奥行きを考えて立体感を意識していたと思います。
また、うまい人の絵をトレーシングペーパーで写したことも練習になりました。
漫画家にはなれませんでしたが、
そのためか、今でもフリーハンドで図形や立体を描くのは得意です。
昔はもっとマネをしようとしていたと思います。
で、思うのですが
中学受験算数や中学以降の数学のためにも、
フリーハンドで丸を描いたり多角形、立体を描く能力を身につけて損はない!
そのためには描く練習!!
で、自分で描いてみるきっかけとして「うまい人の絵をマネする」というのは大ありなのではないでしょうか。
もちろん、最近は無料ソフトやアプリでサッと3D図形を描くことができます。
でもそれをマネして描きたくなるかどうかは、また別ではないでしょうか。
自分で手を動かして描きたくなる。それはなんといっても、機械的な絵ではなく
人が描いた絵だと思うのです。
だから、奥行きのある構図のすごい絵を見て馴染んでいたり、それをマネしようとする経験は
ものすごく役立つと思います。
そのような力のある絵本は効果的!さあ、見てみましょう。